前の記事ではタロウとノスケが2人ともバッチリはまったねんねトレーニング”ジーナ式”の概要やポイント、生後1~2か月の実際の1日のスケジュールについて紹介しました。
今回は、2人の子供をジーナ式で寝かしつけを実践した我が家が感じたジーナ式の”メリット”について紹介。
【我が家が実践して感じたジーナ式のメリット】
1.生後1か月ぐらいから夜泣きに対するストレスがかなり減るかも。
2.赤ちゃんも実は同じリズムで過ごすことで次第に落ち着いて穏やかになるかも。
3.上手くいけば親も夜泣きに悩む時間が減り身体を休めて穏やかになるかも。
4.小さいうちから寝るときにママ・パパがいなくても寝られるようになるかも。
5.1日の赤ちゃんのスケジュールがある程度きまってくるので予定が立てやすくなるかも。
6.自分の場所で寝る=”自分の場所”という繰り返しで自立性の高い人間になるかも。
7.大人になっても、寂しがり屋になりにくいかも。
我が家が感じたメリットは上記の通り。でも赤ちゃん一人一人の個性が違うように、上記がジーナ式を実践した全ての赤ちゃんに当てはまるわけではないと思うけど、生まれたばかりの赤ちゃんにお任せのスケジュールで過ごすよりは、ジーナ式でのスケジュールで過ごす方が、成長とともに”寝ること”に関して言えば親の負担が減る印象はあります。
生後1か月までは、もっとタイトなスケジュール?!で小刻みな授乳や睡眠などのスケジュール組みとなり、なかなか思うようにすすみません。でもみんな同じだと思います。すんなりいくわけがないですよね。我が家も赤ちゃんの泣き声に心が折れそうになったのを覚えています。でもなんとなく時間を調整したりしながら毎日過ごしていくと、その赤ちゃんに合ったスケジュールが、おおよその形で出来上がってくるのが生後1~2か月ぐらいの様な気がします。
ただそこまでは寝かしつけの大変さは変わらず、むしろねんねの時に泣いている赤ちゃんを抱っこせずに、お腹トントンや声掛け、マッサージなど他の方法で落ち着かせて見守るという難しさがあり、抱っこすれば泣き止みそうなケースでも抱っこしないため、赤ちゃんの泣く時間が多くなってしまって焦るので、それに打ち勝つ?!忍耐力みたいのがママ・パパともに必要になるかもしれません。
我が家も愛情面で求められているのに”そのままにしておく=何も要求に応えない”という形は極力とらず、身体に触れて泣いてても話し掛けたり、トントンしてあげたり、マッサージしてあげたりを繰り返しました。そうしているうちに「赤ちゃん泣く➡ママやパパが来てくれる➡そのまま寝る➡また泣く➡ママやパパが来てくれる➡また寝られた➡また泣く➡ママやパパが来てくれる➡・・・」の繰り返しを毎日していく中で「赤ちゃん泣く➡ママやパパが来てくれる➡安心」という赤ちゃんなりに安心感の積み重ねと寝る自信が少しずつ身についていった印象があります。
あとこれは我が家のオリジナル技ですが、”寝る前に毎回同じ曲や合図”をするというのも効果ありでした。
パパ・ママが子守歌を歌うと、絶対音感のある両親以外は子供の絶対音感を奪うらしい?!ので子守歌などはせず、水の流れる心地よい音を寝る前だけ流しながら、ママ・パパでギューっと抱きしめて目をみて「おやすみ」と微笑みかけてからベビーベッドにゆっくり寝かせる。といった形で寝る前のルーティン化をしたのも効果ありでした。
それも成長とともに声掛けを変えたり、全身のマッサージをしてあげてからだったり、と成長過程で変えていきました。我が家もそれは最初からではなく、生後1か月半ほどしてから始めたのですが、より赤ちゃんが寝るということに対して赤ちゃん自身も「あ、寝る時間だぁ」と頭でわからなとも身体が覚えていった様に思います。
ジーナ式においては、寝るときに関して”抱っこ”という究極の技でない”別技”をママとパパが試行錯誤しながら磨くことも大切なのかもしれません。そして寝かしつけの時に抱っこしない分、日中はたくさん、たくさん抱っこやギューしてあげることを我が家では意識しながらジーナ式を実践していました。
自営業(飲食店)で昼時がどうしても忙しくなってしまう我が家的には、とても助かる”ねんねトレーニング”でした。また休みの日の来客や用事がある際に、予定を寝ているゴールデンタイムに合わせることで予定が立てやすくなります。
また特にパパにとっては【4.ママ・パパがいなくても寝られるようになる】というのがパパが育児に積極的に参加するために本当に大切なポイントです。育児に積極的に参加したいパパはもちろんのこと、育児や子育ての負担がママに集中しすぎるのは長い目でみるとキツイかも。というママにもおすすめです♪
赤ちゃんが自分で寝る力を磨いていってくれる先に、自分の寝るいつもの場所があればママがいなくても普通に寝られる様になります。これはママと添い寝しながらでないと寝られないという赤ちゃんと大きな大きな違いだと思います。もちろんママとしては、ママがいなくても勝手に寝られちゃって寂しさもあるかもですが、その寂しさと引き換えに長い育児・子育ての中ではきっと良かったと思う場面も多くあるかもしれません。
ママと添い寝しながらでないと寝られない赤ちゃんにとって、ママが家からいなかったら大変すぎます。赤ちゃんとしては、ママがいなくてどうやって寝るのぉ状態です。だから特に夜にママがいないと、ママに聞こえるまで、泣き疲れるまで泣き続ける。まさしく赤ちゃんの魂の叫びですよね。赤ちゃんの気持ちご察し致します。
でもYouTubeとかで赤ちゃんの動画をみていると、夜はぬいぐるみと一緒に寝ている赤ちゃんや、ペットの犬と寝ている赤ちゃん、兄弟姉妹だけで寝ている赤ちゃんなど、色々なパターンがあります。ということは、赤ちゃん的にはもちろんママといつも一緒に寝るのが一番最高だけど、ほかのパターンでも最初はしぶしぶでも、慣れてくると心地よくなってくるのかもしれません。
だからこそパパが育児に参加する上で、”ママなしでも寝られる特殊訓練”というのはとても大切な大切なポイントだと個人的に思っています。ママがいないとダメな状況が多ければ多いほど、パパは育児や子育てに参加したくてもお呼びでないという様に感じてしまったり、赤ちゃんとママのそばにいてもただいるだけの存在になってしまったりしていく中で、赤ちゃんから求められていなく感じてしまい育児や子育てがつまらなく感じてしまい、最初はあんあにやる気のあった育児や子育てに対して消極的になってしまうケースもあると思います。
実際にお恥ずかしながら、ゴリパパもそうでした。
モチベーションと志高く育児を始めたはいいものの、いざやってみると本当に難しい。声掛け一つとっても酷いものでした。ドスの聞いた低い声で、ゴリラみたいな顔で、「よし、よし、かわいいな」の棒読み。
そんなドスゴリラ、赤ちゃんから好かれるわけないです
いやぁ、若干だけ柔らかい声で、柔らかい顔を意識してるんですけど。これがまた何故か恥ずかしい。最初からニャンニャンな感じの声で、男から見てもきれいな笑顔で赤ちゃん抱っこしている若くてイケメンなパパも街で見かけるので、これはパパ自身の生まれ持った?!育児戦闘能力の差も大きく影響するかもしれませんが。
んでどうなるかというと。生後1か月前までの一番最初の頃、”ママ抱っこ、泣き止む。パパ抱っこ、泣く”この連続でした。日に日に明らかにテンションが落ちていくゴリパパに対して、ママも最大限のやさしさでパパのことをフォローしてくれるも、そのフォローされることがなんかすごく能力低いパパみたいな勝手な思い込み?!嫉妬?!みたいな感情になってしまい、優しく接してくれるママにもあたりが強くなる。そして”ドスゴリラ”から”こわゴリラ”になる。その”こわゴリラ”が抱っこする。さらに泣かれる。”こわゴリラ”発狂する。
うぉおおおおおぉぉぉおおお!!!!!うぅっほぉお!!!!
みたいな時期ありました。
でもそんな発狂するぐらい必死に仕事も育児に対しても向き合っていた時期であったのも事実です。
自分たちの周りでも、ニュースでもYouTubeでも、実はこの時期がパパ・ママの出会いからの時間軸で、私生活の面で一番お互いに余裕なくなる場面が多くなって、睡眠不足や不慣れな育児の大変さが重なり自分自身もそれぞれ余裕がなくなり、お互いの嫌な面をみる機会が一番多くなる時期の様な気がします。
そのためこの時期にお互いに嫌いになったり、信頼がなくなったり、相手に期待しなくなったり、喧嘩ばかりしちゃって、夫婦としての距離が離れてしまうケースが多いのかな?!と思ったりもします。
もしかしたら、”心の余裕”という面では人生で一番大変な時期なのかもしれませんね。
そういった意味では、将来的にはママだけでなく、パパも一番大変であろう最低1か月程度の育休をとれる様になれば、”次の日は仕事なし、親もいつでも寝られる”とお互いに少し心のゆとりが出て、赤ちゃんに対しても穏やかに接することができそう。タロウとノスケが大きくなった時代にはどうなっているんだろうね。
最後に、”自分の場所で寝る”×”ママやパパに依存しないで寝る”=寂しがり屋になりにくい人間になる気がします。これはあくまで持論ですが、次回以降で紹介できればと思います。