前の記事では、2人の子供をジーナ式のねんねトレーニングを実践した我が家が感じた”メリット”を紹介。
今回は、現在タロウ(小3)とノスケ(年長)2人の我が子の成長をみた我が家が感じる”デメリット”について紹介。
【我が家が実践して感じたジーナ式のデメリット】
1.生後1,2か月ぐらい迄はママ・パパも忍耐との戦いになって大変かも。
2.スケジュールが上手くいかないこと前提なので几帳面な性格だと大変かも。
3.”自分の寝る場所”では上手くなっても、異なる環境では上手じゃないかも。
4.普段とスケジュールが大きく異なる場合、赤ちゃんストレス受けるかも。
5.旅などで抱っこで寝るしかない時”夜寝”の時間帯は大泣きしちゃうかも。
6.自立性が高い分、パーソナルスペースを他の子より意識しちゃってるかも。
7.寂しがり屋じゃない分、人によってはクールにみられちゃうかも。
です!これは我が家が感じたデメリットの”生の声”ですが、これも前提としてジーナ式というより子供自体の個性による影響も大きいと思うので、あくまでご参考に。
上記1~5までは、あくまでも【慣れるまでは!】という意味合いで、慣れるまでに少し時間がかかるので心が折れやすいイメージです。
現在ジーナ式でねんねトレーニングを実践して成長した我が子たちを見てると、どこでも眠るのが得意だし、小さい頃より旅をたくさんしてるのでホテル見知りや場所見知りなども皆無で楽しんでいます。お出掛けや外出時、旅の時は抱っこやベビーカーで寝ることも、車や電車、飛行機の中で眠ることもバッチリ上手になったので、成長した先に特に困るようなことはありませんでした。
”寝る”という面でいえば、今のところは上手な印象です。
じゃあ逆にジーナ式でねんねトレーニングをして育てたことで現在感じるデメリットについて。デメリットは、前回のメリットに比べてイメージしにくいかと思いますので少し深堀りして紹介します。
デメリット1 生後1,2か月ぐらい迄はママ・パパも忍耐との戦いになって大変かも
赤ちゃんがスケジュールに慣れるまでの生後1,2か月迄は、前回の記事の通り、泣いていても抱っこという究極技以外の”別技”で赤ちゃんを落ち着かせるという難易度の高い技術を赤ちゃんより求められます。ほんと、最初はうまくいきません。
最初のうちは、【別技を10回だしてそれでもダメ➡周りに迷惑にもなるので結局➡抱っこ】という様なスタートから、それがママやパパの別技の上達と共に、赤ちゃん自身の成長が加わり、繰り返し・繰り返し実践することで、最後は赤ちゃんも”泣きながらふて寝”の様な形で初めて抱っこせずに自分で寝ることに成功☆それをまた繰り返していく形で、赤ちゃんだけでなく、ママ・パパにも忍耐力が求められます。またせっかく寝かした愛しい我が子を、今度は時間になったらかわいい顔で気持ちよさそうに寝ている赤ちゃんを起こすという忍耐力も求められます。
デメリット2 スケジュールが上手くいかないこと前提なので几帳面な性格だと大変かも。
また赤ちゃんにも個性がたくさんあるのでジーナ式で紹介しているタイムスケジュール通りにはなかなかいきません。もちろん我が子に合わせてママやパパが会議して、我が子用のスケジュールを組んで始めると思いますが、その決めたスケジュールを愛する我が子たちはガッツリぶち壊します。なので慣れるまでは、だいたいスケジュールをこなせればOKといった大雑把さも必要です。そういった面で几帳面すぎるママやパパだと、自分たちで決めたスケジュール通りにいかないことに対してストレスを受けることになるかもしれません。
デメリット3 ”自分の寝る場所”では上手くなっても、異なる環境では上手じゃないかも。
また一般的には赤ちゃんが家の中でもソファーで昼寝、夜は寝室やリビングど寝落ちなど、好きな場所や色々な場所で柔軟に寝ることが多いかと思いますが、ジーナ式の場合、基本”自分の寝る場所”を創ってあげることで、自分の巣のようなイメージを意識づけ、そこに赤ちゃん自身も安心感を抱くことで、自分でが寝るのが上達していくという流れなので、”自分の寝る場所(自分の巣)”以外で寝ることに関して、慣れるまではなかなか寝つけず泣いてしまったり(自分の巣で寝たいよぉ~)というケースもありました。
デメリット4 普段とスケジュールが大きく異なる場合、赤ちゃんがストレス受けるかも。
デメリット3と似てますが、自分の巣で寝られずに赤ちゃんがストレスを受けるかもという意味のほかに、生後6か月とかになるとお散歩やお出掛けの機会も少しずつ増えてくると思います。その時に、新しい場所などに行くと興味津々になってキョロキョロする赤ちゃんも多いかと思います。それは刺激を受けて良いことだと思いますが、その後に疲れてきた赤ちゃんが「普段なら昼寝時間なのに、なんか明るいんですけどぉ!!」「興味深々すぎて、とても寝てる場合じゃないんですけどぉ!!」と眠さとともに怒りはじめます。
もちろん屋外に慣れていない赤ちゃんはみんな同じことはあると思いますが、普段”スケジュール通りに規則正しい生活”をしている分、規則正しくない時に少しストレスを受けやすいかもです。ただこれも”慣れ”によって外でも家にいる時と同じような時間に、勝手に抱っこで寝たりするようになったりします。
デメリット5 旅など抱っこで寝るしかない時”夜寝”の時間帯は大泣きしちゃうかも。
これも慣れれば問題ないデメリットですが、我が家的には苦い思い出があるので記憶に強く残っています。
沖縄に初めて行く時に、飛行機が遅れ普段なら寝始める時間に羽田を出発という日に苦い思い出は出来ました。それまでも他の場所へ旅する時に飛行機の中でも上手に抱っこで昼寝など出来て慣れていたのですが、夜寝は違いました。
結果として大泣きしながら抱っこの中で暴れ続けて、シートベルトサイン点灯以外はママとパパでほぼ立ちっぱなしで那覇到着。ママ・パパなら一度は経験するかもしれませんが、あの耐えられない空間。そんな時に限って周りの小さい子がめちゃくちゃ大人しい・・・。もしご都合あえば一緒に泣こうよぉ~
大丈夫と声かけてくれる天使もいれば、明らかイライラされている方も。そりゃ~ずっと2時間近く泣き続けていたら、どんなにママ・パパが頑張っていても正直、多少はイライラしますよね。
その日は体調も悪くなく、飛行機にも何回も乗って慣れていた状態だったので、飛行機という場所の問題や耳など気圧の問題ではなかった様に思います。また自分のお好みの指をなめながら目をつむったまま大泣きしていたので、眠かったのは間違いなかったと思います。途中から泣きすぎて自分の体温も暑くなり、抱っこが最悪のサウナ状態になってさらに泣くという悪循環が続いちゃいました。
オムツ交換や気分転換を試みたのですが、一瞬泣き止んでまたずっと大泣きという、周りには大変申し訳なく、赤ちゃんにもかわいそうな羽田→那覇の苦い思い出です。子供が成長した今でも那覇線は、少し緊張します。
ママとの反省の中で一番長く寝る時間帯”夜寝”でずっと抱っこ、しかも機内という状況が初めてだったので、きっと赤ちゃんにとって昼寝と違って”夜寝”というのが特別なのかもしれないと初めて気づかされた体験でした。
それまで昼はよくお出掛けしていましたが、夜寝の時間帯にあまり連れまわすことも少なかったで、それも原因の一つだったかもしれません。普段規則正しいリズムで過ごしている分、成長とともに”あえてリズムを崩してあげる”ことも大切なのかもしれないねとママと学んだ1日でした。
同じ便に搭乗していた皆様、大変申し訳ございませんでした
デメリット6 自立性が高い分、パーソナルスペースを他の子より意識しちゃってるかも。
”自分の場所”で”自分で寝る”という繰り返しで、”ママやパパに頼らず自分で寝られる”という意味で、寝ることに関しては自立性が高くなると思います。また人生の3分の1の時間といわれる”睡眠”は、赤ちゃんも大人にとっても重要なものです。その睡眠を何かに頼らずに安定しやすいという意味で、前記事ではメリットとして自立性が高くなりやすいかもと紹介致しました。
これは2人の我が子の今をみても、寝ることに関して自立しているなぁと感じます。長男小3,次男年長の現在は兄弟2人で寝てますが、普段から「お休み~」と子供部屋に行き、2人で少ししゃべったり、ふざけた後に毎日寝てます。
友達の家へのお泊り会も小さい頃から余裕で「なんでママなしで泊まれるの?!」とよく不思議がられたりもしました。そういった意味では、小さいながらに寝ることに関してとても自立しているなぁと思いますし、ジーナ式のおかげで人生の3分の1といわれている”睡眠”を誰かに何かに頼らずに自分の力で寝る練習を小さなうちから出来ていることは良いことかもしれないなぁと感じます。
でも逆にこんな場面が時々あります。
旅先のホテルでシングルベット2つの部屋で、子供は添い寝で家族4人で宿泊するケース。この場合、必然的にパパ・ママが子供と一緒に寝ることになると思いますが、最初のうちは「えーちょっと狭い、ママ(パパ)離れて寝てよぉ」、「俺ひとりで寝たいから、ママとパパと次男の3人でそっちのベットで寝てよぉ→→→俺(次男)も一人で寝たいからみんなそっち・・・」など同世代の育児中のママ・パパなら信じられない発言がでたりします。
といっても本気で嫌がっているわけではなく一緒に寝るのですが、最初の頃は一緒に寝るという形になれていないために、寝る時に自分のスペースがないと寝つきづらいという不思議な現象がありました。子供だけでなく、ママ・パパも。でも慣れって不思議。旅行をたくさんしていく中で、家ではそれぞれ別に、外では一緒に寝ても、どちらも心地よく寝られるように今は家族全員なっています。
ただ将来彼女が出来て一緒に寝る時、好きとか嫌いとか関係なく、いちゃいちゃせずに背中むけて少し離れて寝て、彼女に怒られるというのは、近い将来あるかもしれません
デメリット7 寂しがり屋じゃない分、人によってはクールにみられちゃうかも。
これはデメリット6に繋がりますが、最後の将来彼女が出来て一緒に寝る時の話がイメージしやすいと思います。
将来、彼女と一緒に寝る時に腕枕や、いちゃいちゃせずに背中むけて少し距離をとってすぐ寝る男って女性から見たら少しクールに見えませんかぁ?!そんなクールさがかっこいいと思う女性と、クールで冷たいと思う女性で別れるかもしませんが、自然と距離を少しとろうとする分、クールな印象をもたれやすいのかなと思います。
これは寝る時に小さい頃から当たり前のように一人で寝ているので、”寝る時に寂しい・・・”という感覚が、子供の時にママと一緒に寝てたとか、パパと一緒に寝てたという人よりは少ないまま成長すると思います。
寝る時以外も多少ですが”一人時間”の過ごし方が上手に感じます。
これはゴリパパが実は顔に似合わず甘えん坊のアマ・ゴリで、さらに寂しがり屋のアマ・サビ・ゴリなので、一人時間を寂しいと感じず一人時間の過ごし方も上手な小さな2人の姿をみると、少しかっこよく見える場面もあります。
でも逆に一人時間が苦手な子供やその両親から見たら、一人時間を過ごしても寂しがらない姿にとっつきにくさもあるかもしれません。これは大人になっても、この距離感というか自分の時間というものの軸をもつ分、クールにみられちゃうかもしれないと思います。
これはジーナ式で過ごしていると決まった時間に眠くなくてもベッドに連れていってお休みするといった流れを繰り返すのですが、慣れた2歳,3歳の頃になると、眠くない時はベビーベッドで一人で歌を歌ったり、ストレッチみたいな身体を動かしたりして、眠くなってきたら指をちゅぱちゅぱ舐めながら自然と寝るといった高度な技を魅せてくれる夜もました。
しかも結構、その一人時間を楽しんでいるんです。特にたくさん遊んで刺激の多かった日なんかは、自分で1日を振り返ったりしている様子が見えたりしました。もちろん帰りやご飯の時に、家族でたくさん話をしてから寝るのですが、自分の頭の中で整理している時間の様にも見えました。
次回に”寂しがり屋”をテーマにしようと思っていますが、そういった繰り返しの中で”一人時間”というのが自然と身体に身についているので、その”一人時間”が他の人より寂しくないのかもしれません。でもその姿が人によってはクールに見える時もあるかもって話でした。
なんかジーナ式についてまとめて記事を書いていると、当初のタロウとノスケへ語り口調で始めたはずのブログが、完全にジーナ式体験記みたいになっちゃってますw
我が家も、夜泣きに右往左往した分、今ではまったくなくなった夜泣きにやっぱり大きな思い入れがあります。夜泣きに悩まされ続けると、心も体もボロボロになりやすいですよね。赤ちゃんの個性はそれぞれで、ママ・パパの環境もそれぞれだと思うので、ジーナ式の良いところや一部だけ参考にしたり、取り入れたりという形もありかと思います。
ジーナ式を選んだとしても、ずっと規則正しいリズムすぎると成長していく上でおそらく課題でてきます。規則正しい以外にストレスを持つようになってしまうと思うからです。ママ・パパがあえて規則正しいリズムを崩してあげる努力も将来のために、とてもとても大切な気がします。
あともう1点。赤ちゃんが小さいうちは、泣き声もまだまだ小さいし、動かないし、心配だしで、ママやパパと一緒に寝るパターンが多いと思います。目があまり見えていない一番最初の段階大丈夫だと思いますが、もしジーナ式に興味があって試す場合、早めにきっちりと赤ちゃんの寝る場所の確保などをしてあげた方が良いと思いました。
やっぱりまだ生まれて〇〇日の人生。その人生の1日毎の経験が大きい赤ちゃんにとって、”変化”というのは結構なストレスのはず。「まだまだ小さいし可愛いから、まだ一緒に寝てよう」という親の幸せ?!楽しみ?!時間が長ければ長いほど、その後にジーナ式に切り替えても赤ちゃんが一人で寝る力をつけるまでの時間と忍耐が増える様に感じました。
ただ寝返りできない時期のうつぶせ寝などはベビーモニターの音量を最大にしたり、風邪で鼻づまりや咳で苦しんでいる時には常に見守ってあげることが本当に大切かと思います。赤ちゃんが寝ていたのに鼻づまりや咳が苦しくてふと夜中に目を覚ましたりした時に、離れているはずのママやパパが来ていてトントンしてくれたり、話し掛けてくれたりという小さな積み重ねが”赤ちゃん自身の安心”を蓄積して、次第に安心して寝られるようになるのかなと思います。
我が家の経験が今、夜泣きで悩んでいるママ・パパの役に少しでも立てれば嬉しい限りです♪
次回からは、もっと簡潔に?!ちゃんと初心?!のタロウとノスケへ語りかけるように記事づくり作成したいと思います。それでは、また次回のテーマで