今回は前記事「私があなたのパパですの話(準備編)」に引き続き、「私があなたのパパですの話(実践編)」の話。
赤ちゃんは生まれた時から、おそらく生まれる前からママのことが大好き。一方でママ以外は「あんただれ?」じゃあ「あんただれ?」から、「あなたがパパなんだぁ」と赤ちゃんに気がついてもらえる迄の作戦の実践編。
これは前にも伝えたように各家族で、生活パターンもパパ・ママの仕事内容も、育児の方針や考え方も違うと思うのでこれをやればOKみたいな作戦は紹介できないけど、あくまで我が家でママと相談して考えて実践した作戦。
正直いってパパとママにとって第一子のタロウと第二子のノスケでは、第一子タロウの時の方が手探りでの育児が多くて、余裕なかったり、試しながらの育児の繰り返しだったので、タロウの時に何もできなかったパパも、ノスケの時は我が家の中では最初から”パパなかなかやるじゃん!”ぐらいに、パパ自身の育児スペックも変わっていたので、あくまで第一子のタロウの時に考えて行ってきた実践を紹介するね。
その作戦の中で、とても重要になる赤ちゃんからのネントレ(ねんねトレーニング)が実践編1。
我が家はママと相談していく中で、自営業ということもあり、ママも仕事忙しくてママが育児できない時間などもあるので”パパにもガッツリ育児に参加して協力しながら、仕事も育児も乗り切っていこう!”というスタイル。ただパパは会社員でなくて、自宅が仕事場(飲食店)だから時間の融通は会社員の方々よりは融通が利きやすかったし、調整しやすかった。ただその分、通常勤務時間以外に仕込みや買い出し、片付けなど結局時間をずらせるってだけでその当時は特に大変だったけど、今となっては良い思い出。
そして我が家の育児のリーダーであるママの子育ての方針というか考え方の中で、”子供を独り占めしたい”って考えではなく、あくまで”パパとママどちらも同じぐらい好きになっていって欲しい、出来ればパパっ子になって欲しい”って考えがあったんだ。二人は知っていると思うけど、ママは思いやりもあって優しいけど、どちらかといえばサッパリ型で自分の時間もしっかり大事にする人。
そんな我が家のママなので2人がママっ子すぎると、ある程度の年齢まではかわいいかも知れないけど、それがずっと続くと、仕事しながらの中でママ自身の時間がとれなくなってきてイライラしちゃったりするって先輩ママ達からのアドバイスもあってのことみたい。でもママによっては、ずっとそばにいたいというママも多いのでそれは人それぞれ。
君たちのママは、”君たちとの時間も大切にしたいし、自分(ママ自身)の時間も大切にしたい”って考え方。
外国人、特にフランス人とかはそういう考え方の方も多いみたいで、食も文化も含めてフランス好きのママ。子供のための人生にならないようにしていきたいって根本の考え方があったみたいだね。
子供のためにすべて尽くしてあげる子育てもステキだけど、そうやって自分の時間もつくって、親自身が人生を楽しんでいる姿を子供に見せながらの子育てもすごくステキだなってパパは思って賛同しました。そしてママとパパの子育ての最終目標は最初から揃っていたんだ。
「この家から2人をそれぞれ21歳迄に追い出すこと!」
こんな書き方するとひどい親だねwでも意味合いはちょっと違って”パパもママもいずれ先にこの世からいなくなるはず”。ってことは、こんなにかわいい君たちもパパ・ママなしで生きていかないといけないってこと。つまり一人で生きていける力をつけてあげることが、パパとママにとっては君たちにできる最大の愛情なのかもしれない。ってパパとママは思っているんだ。
パパ・ママも赤ちゃんの時から、こうやって君たちの子育てに悩めるような日々になったけど、やっぱり社会は家と違うってこと、社会は厳しいってことは、重々過ぎるぐらい知ってきた。だからその分、君たちにもその生き抜く力をつけてあげたい。それも出来たらパパもママも生きているうちにつけてあげたい。そんな思いが強くあったんだ。
だからそれまでに自分自身で生き抜く最低限の力や考え方を、君たちに伝えたいって思いが基本となる子育ての方針。だから少し珍しいのかもしれないけど、主産後入院から我が家にきた初日から、パパとママのベッドでなく、ベビーベッドで寝て、それからずっと寝る場所をわけて寝るというジーナ式というネントレ(ねんねトレーニング)を始めました。
ジーナ式?!なにそれっ?
って感じだよね。パパもママから最初きいた時は、「なにそれ?!なんかの宗教?!」でした。ちなみにパパとママは特別な信仰はなく、神社にお参りにいく神道です。でね、ママもジーナ式を知っていたわけでなく、友達の先輩ママからこのジーナ式すると、本当に赤ちゃんのねんねが落ち着いて、赤ちゃんにとってもママにとっても安定するし、自営で昼間も仕事(お店が一番忙しい)で赤ちゃんといる時間がとりにくい人には良いみたいよ!と教えてもらったのが知るキッカケだったみたい。それをママが調べて、パパに教えてくれたって流れで、我が家も取り入れる形になったんだ。
このジーナ式は、赤ちゃんの1日のスケジュールを“育てる側”が管理するってことが大きなポイントで、赤ちゃんが夜ぐっすり眠れるようにする育児法なんだって。そのメリットとして赤ちゃんのスケジュールを管理することで、1日のうち赤ちゃんが寝る時間と起きている時間がだいたい決まった時間になってくるってこと。だからパパたちみたいに仕事やりながら育児していかないと生活できない家族には特におすすめ。なによりこれが、パパも育児に参加しやすくなる大きな大きなポイントなんだ。
”管理する”って表現だと厳しい感じするけど、赤ちゃんのスケジュールの手助けをしてあげるイメージの方が近いかな。
ちょっと長くなっちゃったから、今回はここまで。次回はなぞのジーナ式について深堀していこう。